アレルギー性鼻炎は増加の一途をたどり国民病となりつつあります。ただ、花粉症は、風邪との区別がつき難かったり、他のアレルギー疾患と鑑別が難しいことがあります。このような時は、耳鼻科で、鼻の中の様子や、鼻水の性状などを調べて正確な診断をしてもらうことをお勧めします。
のどは口腔、咽頭、喉頭に分けられます。口腔奥の咽頭の左右に口蓋扁桃があり、俗に扁桃腺と呼ばれています。ここが炎症を起こすと扁桃炎となります。また、咽頭周辺はたくさんのリンパ組織があり、細菌の侵入によって様々な病気に罹ってしまいます。
のどは食事をしたり、声を出したり日常的に使う大切な部分です。
最近は、幼少時から耳鼻科に通院される方が多く、早期に病気がみつかることもありますが少しでも気になったり、何か変だなと思ったらお気軽にご相談下さい。
鼻の主な病気
アレルギーによる鼻炎。くしゃみ、鼻水、鼻づまり。いろいろ自分にあった治療法を探しましょう。
アレルギー性鼻炎の中でも、花粉によって引き起こされるもの。目やのどの痒みまでおこることも多い。函館周辺では4月のスギ、5月のシラカバ、6・7月のカモガヤなどのイネ科花粉症、9月のヨモギ花粉症に注意が必要である。
黄色い鼻汁が出て、眼の下や額などに痛みを伴う。頭痛の精査でわかることもあり。歯が痛く感じることも。逆に歯が悪いために副鼻腔炎になることもある。
慢性的に鼻汁、鼻づまり、のどに鼻汁が下がるなどの症状あり。小さい時の副鼻腔炎は成長するにつれ、大概はおさまる。手術する場合は、内視鏡下にて行う。
はなたけ。鼻ポリープとも言います。鼻ポリープは炎症が長引いて粘膜がぶよぶよになったもの。ただし、腫瘍と区別がつきにくい時もあるので、疑わしいときは検査が必要。
のどの主な病気
のどの炎症。いわゆる「風邪」の多くは急性の咽喉頭炎を伴います。
扁桃腺の急性炎症。咽頭痛。時に発熱。あまりひどくなる前に治療を。
扁桃腺の周囲にまで炎症が進み(扁桃周囲炎)、さらに膿がたまった状態。さらにひどくなると窒息、縦隔炎をおこし命にかかわることもあり。
気道の入り口「喉頭(のどぼとけの部分)」のがん。喫煙との関連が深い。声帯に腫瘍ができると声が嗄れる。
食道の入り口手前にできた癌。食べたときにしみる感じ、のどがつまる感じ。熱いものや濃いアルコールなどを長年にわたりとる習慣がある人は注意。
声帯麻痺のこと。声のかすれ。原因不明の場合もあるが、声帯を動かす神経(反回神経)の通り道に問題がある場合に起こるので精査が必要。脳の病気、甲状腺がん、肺がん、食道がん、胸部の大動脈瘤などが潜んでいる場合がある。
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